瀋陽棋盤山国際風景観光区
棋盤山国際風景観光開発区は、山水など自然景観、人文景観と現代的なレジャー・娯楽を一体とする省レベルの観光名所とリゾート地で、中国政府に最初に認定された、管理やサービスともに国家4A級基準を満たした観光地です。
棋盤山国際風景観光開発区は瀋陽市の東北部に位置し、瀋陽市内から約17キロの場所にあります。
交通中核の位置付けを生かして、当開発区は中国最大の都市群である遼寧中部都市群と各港とを結んでいます。
開発区の企画面積は203平方キロあり、そのうち61平方キロが観光副城で、風景区の面積は142平方キロあります。
主に南北部の動物・植物自然保護パーク、中心観覧パーク、水上スポーツ・パーク、動態娯楽パーク、静態観覧パーク、中心サービス・パーク、猟パーク、野営パークなどが区画されました。
棋盤山国際風景観光開発区の中には、施設が充実しているスキー場もあり、スノーボードも全面滑走可能です。
スキー場は、毎年12月初旬から約3ヶ月間ほど開放してます。
この時期は、ロシア等からスノーボートをしに来る若者達をよく見かけます。
スキー場の周辺には、農家風なホテルや、飲食店や、お土産店などが点在し、温泉施設が充実している所も多くあります。
開発区の森面積は76平方キロ、湖面積は5.04平方キロあります。
長年の建設を経て、開発区は現在かなり大きな規模になりました。
公共サービス施設を完備して、環湖道路と区内観光道路28キロ、給排水配管16本、長さ10000m、給水能力は4000トン/日、電気供給配線10キロ、1300平米の郵便ビルと3700平米の電信ビル、2万回線の電話回線などを新規建設しました。
現在、2000回線の電話回線が開通されました。
開発区のインフラ施設は、投資者の各種の需要を十分に満たしています。
【場所】遼寧省瀋陽市東陵区棋盤山公園


棋盤山(棋盘山)


瀋陽市の北東の場所に位置し、中国・瀋陽ではパワースポットの名所としても広く知られています。
また、初詣で訪れる場所としても有名で、お山参詣のお祭り(毎年の冬に氷雪祭り)には、中国全土から訪れる人も少なくありません。
非常に歴史が古く、重要文化財に指定されているほどの瀋陽の要所です。
棋盤山は、老若男女を問わず、観光客等利用者が多い事で有名ですが、昨今では縁結びのパワースポットとして再び注目が集まっています。
霊的要素の非常に高い土地で、中国東北地方では数少ないパワースポットの一つとなります。




棋盤山の由来と伝説
昔々、九天の上の全ての神仙様は、蓮の花が咲く時期に、長白山の天池に行き、入浴したり、蓮を摘んだり、綺麗な天池の景色を見て楽しんでいたそうです。
ある年、「八仙」の中の二人である、鉄拐李と吕洞宾は、他の神仙と離れ、雲に乗って飛んでいる時、雪が太陽を反射するように、ピカピカと光っている真っ白の山が目に入りました。
二人はそのピカピカと光っている山に降りた所、非常に平らで巨大な岩を見つけました。
鉄拐李は、「これはいい碁盤じゃないですか。ちょっと休憩して、碁を打って行きませんか。」と喜んで言い、二人で碁を打つ事になりました。
二人は、ずっと碁を打ち続けましたが夜になっても勝負がつかず、夜は月の光を借りて打ち続けました。
夜明けになっても勝負はつかず、朝に薪を刈る若者が山にを登って来た時、碁を打ち続けている二人を見て、思わず歩きを止めて観戦し始めました。
若者は、時間も忘れて二人の碁を見ていましたが、お腹が空いたので急いで村に走って戻り、食事を食べてからまたすぐに碁を打っている二人の所に行き、二人の碁を見ました。
若者は、何度もの何度も食事の度に村に戻って食事をし、戻っては二人の碁を見続けていました。
この事を村の年寄りが知り、若者に「この二人は普通の人ではない、八仙の鉄拐李と吕洞宾です。」と諭しました。
この話が広まり、その後、この山の事を碁盤の山、棋盤山と呼ぶようになりました。
>>中国瀋陽観光/旅行ガイド
向陽寺
向陽寺は、1575年の明朝時代に建築された建物ですが、原寺は1950年代に完全に崩壊しましたが、1994年冬から復旧工事が開始され、1997年に当時の向陽寺そっくりに復旧されました。
現在の向陽寺は、棋盤山秀湖貯水池の南に位置し、建築面積が9999平方メートルあります。
中国で「九」の数字はとても縁起がよく、高貴な意味を持っています。
向陽寺には、大雄殿、観音殿、天王殿、鐘鼓楼や牌樓門などの建築物もあります。
向陽寺が歴史的に有名になったのは、清太祖であるヌルハチが、天下を奪う前に向陽寺の住職と話をしてから、人生を悟り清朝を開きました。
現在瀋陽故宮には、向陽寺に関する詩が20篇以上あります。


花菓山神秘谷
瀋陽国家森林公園南門のすぐ隣に位置し、原生態と原始文化が合わさった、西南部の辺鄙(へんぴ)な生活文化を感じる事ができます。
花菓山神秘谷で、最も人気が集まる場所が野人部落です。
毎年4月以降の暖かくなる季節には、松明踊りや、生肉を食べる等の原始生活ショーが野人部落で上演しています。
この花菓山神秘谷では、普段の日常生活では見る事のできない、別世界が広がっています。
入場チケットは120元です。


関東影視城
棋盤山国際風景旅行開発区内部にあり、敷地面積が28万平方メートル、建物の面積が3.8万平方メートルに達します。
遼寧省出身の中国で有名な俳優・コメディアン・演出家である趙本山さんが、3億元を出資して建てられました。
中には、清朝末期及び民国初期の建物が177軒あり、映像の撮影、旅行観光、文化教育と店舗運営が一体化されています。
関東影視城は、現在中国国内で唯一、20世紀初期の中国関東の様子を展示している大規模な影視城です。
真冬には氷祭りや、正月の燈籠祭りなど、城内では定期的に様々なイベントを開催しています。
入場チケットは68元です。




真人CS野戦
真人CS野戦とは、参加者が染色剤を入れたペイント弾の銃を持って、戦争さながらのヘルメットなどの防具を装備し、チームを分けて対戦するサバイバル(コンバット)ゲームです。
CS野戦を運営する会社側が全ての設備や装備を貸してくれます。
通常はアウトドアの野外で行いますが、最近は若者の流行となってきているので、室内のコースもできました。
棋盤山風景区には、何箇所も真人CS野戦を行える場所あります。
山地、ジャングル、市街戦など様々な地形が揃いました。
その中でも一番人気があるのは、花菓山神秘谷にある迷宮のような地形です。
棋盤山のように、数百人を同時に収容できて、サバイバル(コンバット)ゲームを楽しむ事のできる場所は、中国国内でも数少ない場所の一つです。




瀋陽国家森林公園と東北亜スキー場
瀋陽国家森林公園は棋盤山国際風景旅行開発区の内部にあり、石人山系、長白山ハ達嶺山脈の南部分です。
石人山は、最高峰が海抜441.3mに達し、瀋陽の行政地域内で最も高い山で、99個の連峰が連なって出来たと言われています。
「南天門」、「蔵仙閣」、「仙鶴池」など、数十ヶ所の観光スポットがあり、森林が生い茂り、空気も自然に満ちた甘い感じがします。
春に山を登ると、野生の野菜を掘る事が出来、新鮮な瑞々しい野菜を美味しく食べる事もできます。
夏は動物達が活発に活動し、CS野戦も体験できます。
秋は様々な果物が熟し、摘みたての果物を味わう事ができます。


東北亜スキー場は、遼寧省内でもっとも面積が広く、コースが一番多いスキー場です。
最近は、夜間滑走可能なコースも増えました。
森林公園の中にあるスキー場ですので、スキーを楽しみながらの景色もかなり綺麗です。
営業時間は9時から21時までで、約150元で一日中遊ぶ事ができます。


氷雪大世界
氷雪大世界も棋盤山国際風景旅行開発区に属します。
氷雪大世界中にスキー場もできましたが、主な内容は雪上での様々なアトラクションです。
全長200メートルほどの子供用スキーコースもあり、スキーの初心者または雪遊びが楽しめます。
氷雪大世界中の中には、スノーモービル、ホバークラフト、スノーモービル等で引っ張るパラグライダーなども楽しむ事ができます。
他にも、犬・猿・馬・羊などの雪そりや、雪の迷宮(迷路)などがあり、5Dの映画館も開館しました。
毎年、氷・雪の彫刻祭りも開催しています。
毎年12月から翌年の2月ぐらいまで営業しています。
チケットは約140元です。




氷川動物楽園(瀋陽市森林野生動物園)
氷川動物楽園は、瀋陽市で唯一の総合的な国有動物園です。
希少な野生動物の展示に加え、動物保護や科学教育、研究、観光・レジャーが一体となった施設で、中国の国家AAAA級観光地に認定されています。
遼寧省および瀋陽市の青少年向け科学教育基地でもあり、中国最大規模の丹頂鶴人工繁殖研究の拠点としても知られています。
「棋盤山風景区」に位置し、豊かな森林景観に包まれています。曲がりくねる谷あい、深い松林の中を歩きながら、野生動物の世界に浸れるのが魅力です。
展示方法は壕やガラスウォール、ボードウォークなどを活用し、動物の姿を自然に近い形で観覧できるよう工夫されています。
飼育展示は百種以上、数千頭羽規模。
大熊猫(ジャイアントパンダ)、キリン、アムールトラ、サイ、カバ、オオカミ、ヒグマなどの大型動物に加え、レッサーパンダ、カンガルー、各種霊長類など小型動物も充実しています。
園内は主に二つのエリアで構成され、深い森と渓谷の景観が楽しめる「密林幽谷エリア」、小型動物をじっくり観察できる「総合観覧エリア」があります。
人気者のパンダは、氷華・浦浦・発発・冰清の四頭。
2017年9月に瀋陽へ来園して以来、市民に親しまれてきました。
岩に背をあずけて竹を食べたり、戯れたり、すやすや眠ったりする自然な様子を間近で観察できます。
館内では解説員が四頭の見分け方や飼育のエピソードを紹介。
パンダは一日の約半分を睡眠に充てること、主な食べ物が竹の幹や葉であることなど、思わず話したくなる豆知識も学べます。
澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、木陰で憩う動物、草むらに身を横たえる動物の多彩な表情に出会えるのも、この動物園ならでは。
松林のざわめきやツルの声、トラやライオンの咆哮が響く中で、自然への憧れや野生動物への思いやりの心が育まれる場所です。
家族連れにも学びと感動が詰まった、瀋陽を代表する観光スポットとしてぜひ訪れてみてください。
チケットは150元ですが、季節などにより変動します。




>>中国瀋陽観光/旅行ガイド