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中国・七夕…伝説

中国の七夕

中国の七夕

今年の8月26日は旧暦の7月7日に当たりますので、中国では七夕の行事が行われます。

七夕の行事は、8世紀頃ごろに中国から日本へ伝えられました。

日本では、この日子供達が短冊にお願い事を書いて竹につるします。

しかし、中国では短冊にお願い事を書いて竹につるす事はしません。

中国七夕伝説物語

昔ある所に、貧しい牛飼いの若者が居ました。

若者は兄の家で暮らしていましたが、ある日家から追い出されてしまいました。

若者は牛と一緒に暮らしはじめました。

そして毎日とても丁寧に牛の世話をしてやりました。

ある時牛がこう言いました。 『明日、湖で天女たちが水浴びをします。天女の服が置いてあるので、その服の中から赤い服を持って隠れていなさい。その服の持ち主があなたのお嫁さんになる人です。』

次の日若者が湖へ行ってみると、牛が言っていたとおり天女たちが水浴びをしていました。

若者は言われたとおり、赤い服を持って隠れていました。

しばらくすると、天女たちが湖から上がってきましたが、一人の天女が服がなくて困っていました。

その時、『あなたの服ならここにあります。』と言って若者が姿を現しました。

その天女の名前は織姫と言いました。織姫は天の神様の孫でした。

二人はすぐに仲良くなりました。若者は織姫に、『人間の世界に残ってわたしと結婚してください。』と言いました。

二人は結婚して幸せに暮らし初めました。毎日が楽しくてなりませんでした。かわいい男の子と女の子も生まれました。

ある日牛は若者に言いました。『わたしは死んだら、わたしの皮をとっておきなさい。そして困ったことがあったら、その皮を体にかけなさい。』そう言い残して牛は死んでしまいました。

その頃天の国では、神様が織姫を探していました。

織姫が人間の世界から帰って来ないので、神様はとても怒っていたのです。

そして二人が一緒に暮らしているのを知って連れ戻しに来ました。

神様は織姫を連れて、天に昇っていました。

その時若者は、牛が言ったことを思い出して、牛の皮を自分の肩にかけました。

牛の皮を着たとたんに、若者の体は天に舞い上がりました。

若者は一所懸命織姫を追いかけました。そしてもう少しで追いつきそうになりました。

しかし神様が大きく腕を振ると、若者の目の前に大きな天の川が現れました。

若者と織姫は、天の川を挟んで離れ離れになってしまったのです。

織姫は悲しくて悲しくて、毎日泣いてばかりいました。

そして毎日若者に会いたがっていました。

神様はそんな織姫の姿を見るとかわいそうでなりません。

そこで年に一回、7月7日だけ二人が会うことを許してやりました。

7月7日になると、たくさんのカササギが天の川に橋をかけます。

この橋の上で、若者と織姫は1年に1回だけ会うことができるようになりました。

そのため、この日だけは人間の世界からカササギがいなくなるということです。

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